死にたい夜を追い越す

 

 

今日は自分の脳みその中身を文章にしたほうがいい気がしたのでこれを書いてる

 

 

最近、自分の心を支えてる柱のうちのひとつがポッキリ折れてしまって さてどうしようかな、という日々が続いてた

 

 

 

夜っていうのはこわくて
元気な日やと、暗くなってくるとドキドキして、いろんなことを考えて、自分と向き合って、感傷的な気持ちも思い出も全部ひっくるめて自分の中で確かめる、みたいなことが上手にできるんやけど


些細なきっかけでも、ちょっと心がぐらぐらしてる日には なんかめちゃくちゃに思いつめたような気持ちになったり、このままどこかに失踪してみたらどうなるかな?っていう考えに取り憑かれてしまったり、っていうことがある

空が暗くなるだけでこんな風に思うの不思議やねんけどな

 

 

 

 

 

わたしは自分自身がどうしようもなくなったときは曲を書くことが多くて

 

というのも、わたしがバンドをやっている理由のひとつとして だれかの幸せな時だけじゃなくて 遣る瀬ない気持ちに押しつぶされそうな瞬間に寄り添える曲を残したい っていう気持ちがあって、

 

そういう曲は自分が苦しいときにしか書けへんっていうのがひとつ

 

あとは、自分自身が救われるために書いてる っていうのがもうひとつ

 

 

やから曲を書くのは、自分の心の汚いところや、今までの後悔や、弱さに正面から向き合う作業、みたいな感覚がある

それだけじゃなくて、もちろん純粋に自分だけの音楽を鳴らすのが楽しくてやってるのもあるんやけどな

 

 

 

 

 

 

さっきの、心がぐらぐらになるほうの夜って結構予感みたいなものがあったりして

今日も夕方くらいから「あ、今日ちょっと来そうやな」と思って いつもの友達からの朝まで遊ぼう!という魅力的すぎる誘いも断って、自分だけの時間にすることにした 

 

そしたら案の定、というかんじで

バイトが終わった帰り道、ひとりで自転車に乗ってたときにあの感覚になった

 

いろんなことが頭に浮かんでちょっと涙が出たから、自分の家は通り越して少しだけ近所をぐるっと回ることにした

 

 

 

そのときにふと、こんな夜にわたしは曲を書ける、と思い出した

 

これを思い出せるうちは、わたしはまだ自分がいちばん大切にしたいこと 失くしたくないものを忘れずに持って来れてる、と思った

 

 

 

だから泣くのはやめて 家に帰って あの瞬間を忘れないように、頭の中を整理できるように、文章を書いてる

 

 

 

 

世の中のわたし以外の人たちはどうやってこんな夜を乗り越えてるんかわからんけど

でもわたしが今から書く歌が誰かのこんな夜にいつか鳴っていてほしい、と思う

 

 

 

あの感覚に囚われたままどこかに行かずに済んだわたしは、昨日より少しだけ強くなったと思う 

いまわたしのイヤホンの中で、わたしのロックスターが「筆を執れ」と歌っているので、そうすることにする

 

 

 

では