2020年4月から振り返って

オンライン飲み会や友達とのLINEでの、最近なにしてるん?っていう質問も飽き飽きするほど、わたし含めたぶん地球上のたくさんの人が人生で一番の引きこもり期間を経験してる数週間ですねえ

わたしは最初は退屈で退屈でしかたなかったんやけど、ここ数日はもう諦めてこのまたとない大バカンスを楽しむしかない!この機を逃す手はないで!という持ち前の開き直り根性で、毎日映画を観たり曲を作ったり勉強したりと、気になってたけど忙しくて出来てなかったようなことを消化しながらなんとか毎日をだましだまし過ごせてる

しかしまあ、単調ではあるな 

 

外出自粛期間の前から、元々は1日にかなりの回数Twitterとインスタを交互に開いてたんやけどこの期間で更にそれが増えて、必要/不必要、真/偽の関係なく、情報と他人の感情が自分に雪崩れ込んでくる感覚に限界を迎えちゃってSNSやめたんやけど、まあーーーこれがえらい快適よ 

 

 

近況報告はこれくらいにしといて、

ひさしぶりに発信しようとツイッターを更新したのもこうやってブログを書いているのも、なにを隠そうわたしたちFiSHBORNのサブスク解禁ですよ

 

既に取り扱い数店舗とサイトでは完売も出てきている(ありがとうございます!)、過去シングル3タイトルを配信サイトで公開しました

 

なんか自分の音源を、しかもちょっと昔のやつをね、わざわざ日常の中で何回も聴かないんですよ、正直

でもこの機にひさしぶりにしっかり聴いたら、いろいろと発見や懐かしいなーと思うようなこともあって自分でもおもしろくて、せっかくなのでひとつひとつのシングルと曲のことを書こうかなと思います

 

自分の作ったものについて事細かに話すことに対しては賛否あったりするけど、いまから下に書いてあることは全部、完全にわたしのひとりごとと記録に過ぎんので、曲の定義付けじゃないで

もし読む人はちょっと覗き見〜くらいの軽い気持ちで読んでくれたら 

わたしはわたし以外の人が、曲を自分なりに解釈して自分のものにしてくれるのがすごくすきなのでそれはそのままでいてほしいわけやねん、やからそれはお願いしますよ

 

 

前置きも長なったし、いまからもめちゃくちゃ長くなりそ〜〜 けど時間はいっぱいあるやろし お互いの暇つぶしにでも、よければ

 

 

 

 
1stシングル『18』

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これはわたしが作詞作曲をし始めて、はじめて作った音源!なんか歌声とかも今よりもうちょっとひよっこ感あるよな

ずっとなにかをこう漠然と欲しがって、足りてないなあと感じるような気持ちは今でも自分の原動力やねんけど、その感覚に気づきはじめたのはこの頃かなあと歌詞を見てても思う

タイトルの18というのはお察しの通り、わたしが当時18歳やったから 18歳のすべてという感じやな

これを出したときは、絶対二十歳なったら『20』出すやん!みたいなこともよく言われて、わたしも、たしかに〜とか思ってたけど結局出さんかったな!なんの話?

 

 

 

M-1 此処から

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これはねえ、わたしが人生で初めて自分で0から作った曲 ライブでは必ずやる曲やけど、作ったときはこんなにずーーーーっとやることになるなんてことは考えてなくて、まあ完全に初期衝動!という感じやな 歌詞見たらわかるか!本当の本当にはじまりの歌

これに関しては、よう書いてくれた!あのころのわたし!最高!そのままがんばって!と一番思う曲かも

 

曲なんか書けるわけなくない?ふつうの人間やし………とか思いながらも、でもどうしてもバンドがやりたくって、自分たちだけの音を出してみたかったんやな

天才ちゃうなーと思ったけど気付かんふりしてやってみた!ら、今まで来たねえ なんでもやってみるもんよ いまでも歌うたびに励まされる

 

最新のミニアルバム『瞬き』に入ってるのとMVになってるのは再録バージョンやから、アレンジも微妙に違ってます 

 

 

 

M-2 Mr.Goodfriend 

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わたしが書いた中でいちばんかわいい曲やな、これは

いまのFiSHBORNからしたらめずらしい雰囲気の曲かも わたしは恋愛の曲でもかなりぼやかして書きがちなんやけど、これはあからさまにわかりやすく恋愛の曲やし、いわゆるかわいい恋!みたいな 今となっては書けん曲ランキング1位や

まあでもなんだかんだアレンジもロック色強めのポップな感じで好きよ 

 

Mr.Goodfriendって、いみわかる?ニュアンスわかる?あくまで良い友達っていう関係性なの…………

わたし的にはこの言葉は結構な発明やと思ってる

 

 

女子たちへ

 

こういう男に振り回されたくなさすぎ〜と思いながらも、振り回されてしまうよなあ なんやかんや楽しいんだもの

 

こはを

 

 

 

M-3 眠れない夜に

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本当に正直に申し上げますと、この曲を書いたときのことめちゃくちゃ詳しくは覚えてないのです

 

たぶん毎日つまらんかったんやろな!でもなんか漠然と悩んでたなー それは覚えてる

ちょうど高校を卒業して18になって、いろいろと環境も立場も変わってしばらくした頃にポロポロポロ〜って言葉が出てくる感じで書いた

 

改めて聴くと今の状況にはなんとなくはまるものがあったりもする

いま解禁できたことに意味があったかなと思う曲

 

 

実はわたしこの曲なんかの映画のエンディングに採用されたいっていう夢を密かに抱いてんねんな

アテある方、何卒宜しくお願いいたします

 

 

 

2ndシングル『ラブソング』

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シングルって大抵はリード曲のタイトルがそのままCDタイトルになるやん、

わたしらは収録されてる曲全体の雰囲気とかそれを作ったときの気持ちとかも込めたくて別でタイトルをつけてて、それで1stも3rdもリード曲とは別の名前がついてるんやけど、

この2枚目のシングルに関しても考え方は同じで、リード曲が「ラブソング」やからこのタイトルなんじゃなくて、この1枚に入ってる2曲がそのときのわたしらなりの愛の歌やなあと思ってのこの名前

名付けサボったんちゃうで

夏頃のリリースやったのもあって、ジャケットも爽やでいいよな

 

 

 

 

M-1 ラブソング

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これは、ライブで歌うために書いたな完全に

この頃はいまよりももっとわたしらのこと誰も知らんくて、ライブハウスには自分らなんかでは敵わんのちゃう?って思ってしまうようなかっこいいバンドと音楽が溢れてて、もっともっと、悔しい悔しいってずっと思いながらバンドやってたなー

それでもわたしらの近くに変わらずいてくれる人もいて、そういう人のこと見つめてたいなって思って書いた これはいまも、たぶんこれからもずっとわたしらがステージに立つときに一番根底にあるもの

やから大事な曲ってこと

 

 

 

M-2 君がいないこの場所から

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暗!!!!!!やねんけど、いまこの曲聴いた感想

たぶん相変わらず欲しいもの全然手に入ってなかったんやろなこの頃 

周りのバンドの解散とか脱退が相次いで、ちょっと参ってたな そういうのも込めてのタイトルやねんけど

 

とはいえ、実はこの曲かなり好きやねんなあ

後ろばっか見てしまうときに、無理に引っ張り上げてくれるものじゃなく、寄り添ってくれる言葉が必要なときもあるやん そういう感じ 

 

ほんでからわたしは2番のBメロの歌詞かなりすきやねん、「いつからだろう〜」のとこな

たしかに、ってめっちゃ納得するねん 自分で書いたから当たり前か でもほんまにそうやなーってなる

 

 

 

てかこれライブで聴いたことある人おるん?ちなみにマジでリリース当日のライブでの1回しかやったことないです

イントロ聴いた瞬間わかると思うけど、ギターが2人いないと再現不可能なフレーズ作っちゃって、でもどうしても入れたかったから入れちゃってんな(^^;; ライブでできんなるのわかっててんけどな(^^;;

 

ライブで歌いたい気持ちはあるので、なんかこう納得できるようになったらいつかやります、たぶん………

 

 

 

 

3rdシングル『きっと、朝は来る』

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これは自分らにとっての転機を迎えたころに制作が始まった1枚

前身ドラマーが抜けて、ふたりフィッシュボーン時代やな かほすけがサポートし始めてくれた頃

悩みながらも2人で続けることを決めて、その時期に書いた曲たちやから、このタイトルはまさに、という

『拝啓』の歌詞からの抜粋やねんけど、ある種、祈りみたいな気持ちで付けたなー

 

 

M-1 夜明け前に

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めちゃくちゃ葛藤の曲 内面の話やね

フィッシュボーンが2人になって、ライブハウスとかバンドから遠ざかった時期が一瞬あって、でも幸か不幸かバンド以外のことは全部うまくいってるっていう変なねじれみたいな中におって、いま思えば自分の毎日がなんとなくぎくしゃくしてるのを見て見ぬふりしながら過ごしてた気がする

そういうときに絞り出すように書いた曲やな

 

ただこういう言葉が出てきたことをきっかけに、結局自分の中で失くしたくないものってずっと同じなんやなって再確認できたかな

 

どんな状況の中にあっても、自分にとって光って見えるものってたぶん変わらんし、変わらないでいてほしい、って気持ち

 

そのころ出会って間もなかったかほすけがこの曲にドラムつけてくれたとき、あー、なんか始まるかもしれん、って思ったな

 

 

M-2 オレンジ

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これは有名な話やしわたしもよう言うてるけど、記憶って五感と紐づいたほうがいつまでも残るよなっていう

余韻とか、ふと思い出すような瞬間とか、そういう曖昧でぼやっとした感覚を残せたらなーと思ってのものやな

 

リード曲でもないんやけど、地味にめっちゃ人気あるねんこれ もちろんわたしはいいと思って作ってるけど、正直ここまで愛されるとは!ありがたいねー

でも確かに、作った当初より、ライブを重ねて繰り返し歌っていく中でどんどん自分の言葉になってきて、同じことやってるのに曲がどんどん良くなっていってる感じがしてる 

 

まあこの曲については前に別の記事で書いたことあって、そっちのが詳しいので参照で〜

https://sorekaras.hatenablog.com/entry/2019/07/28/215549

 

 

 

 

 

M-3 拝啓

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これは自分としては特別で、曲というか歌詞というか、手紙やねん

離れた場所にいる大切な人に宛てて書いた手紙

まあこれ以上の説明はいらんでしょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして振り返ってみると、懐かしい記憶がいろいろと浮かんできちゃってやっぱり長くなったわ

いまも新しく曲が生まれていってるけど、それもまた1、2年後とかになったら、あー引きこもってた頃に作ったな、なつかしってなるんやろうな たのしみやわ

 

いまのテーマソングを選ぶとしたら拝啓やな〜 またみんなと会えるのっていつになるんでしょう!

わからんけど、まあ生きてる限りいつかその日は来るやろと思うし、めげたりしながらやけども根性は曲げずに中身も外身もパワーアップしたろと思ってる

次みんなと会うときはマジで顔と脚シュッとしてるから覚悟しとけよ

 

 

 

わたしらの大切な曲たち、いっぱい聴いて自分のものにしてもらえたらうれしい

 

 

ではまたね