いわゆる自粛期間というのからなんとなく解放ムードになってから早数ヶ月、各所から忘年会や年越しのお誘いが来始めて急に年末を感じる時期ですねえ
さて、
先月からたくさんFiSHBORNに関する解禁やお知らせがあって、しっかりいまの気持ちを言葉にして残しておかないと〜とは思いつつ、なんやかんや必死で毎日を過ごしてるうちなかなか書けずにいたのやけど 今日やっと新譜のMVを公開できたので、このタイミングしかない!と思いひさしぶりにブログを書いています
なんだかたくさん話題がありすぎて何から始めようか、という感じなのやけど、ひとつずつ追っていきます
まず、バンドにとってひとつのターニングポイントとなった出来事について
忘れもしない、先月10月1日に発表があった通り、有限会社ヘッドラインの新レーベル「Lukie Waves」に所属が決まり、わたしたち3人が音楽を続けていく道のりをいちばん近くで一緒に走ってくれる人たちに出会いました
かわいいロゴ!
まあ出会ったと言うても、実際はもう1年近くはいろいろと相談しながらたくさん助けてもらっていて、本当に信頼するだいすきな人たちが正式に新しいことを始めるのにわたしたちもよしてもらったような感覚
ライブハウスで出会って、いちばん近くでわたしたちを見て、わかって、愛してくれる人たちと同じ温度でドキドキできることがとにかくうれしいし、このひとつずつ作り上げていく感じがわたしたちの性にすごく合っているように思う
"Lukie Waves"はルーキーウェーブスと読むのやけど、これはわたしらと同じくここに所属してレーベルメイトになったRe:nameのVo.一成が考えてくれた名前
わたしは相当この名前を気に入ってて、というのも初めてこのレーベル名をきいたときに、自分たちのいまのやりたいことが言葉になったような感じがしてんなあ やりたいことというのは、わたしらでビッグウェーブを起こしたいってことやねんけど
ほんまにパワーを感じる名付け、天才やな
つづりは敢えてのこれらしいよ 外国の女の子の名前みたいでかわいい〜
ちなみにわたしは新レーベル名はファイヤーパッションや!!!!とか言うてたけどマジの1秒で全員に却下されました なんでや
まあそういうわけで、新譜『ルミナスブルー・バリアブル / 箕面線』をLukie Wavesからリリースすることになりました
レーベルの協力あって初の全国流通盤です これは本当にわたしにとっての事件や
小学生のころから同世代の御多分に洩れず嵐やAKB48といったアイドルが好きで、当時からCDショップに行く文化が自分にはあったけれども、そのCDがどうやってそのお店に並んでるかなんか考えたこともなかったよなあ
実際自分が音楽を作るようになって、CDがお店に並ぶためにはいろんな工程があって、ということがわかって、自分のほしい音楽がどこでも買えるのは当たり前じゃないのを知った
でも、やからこそ、いつかは全国どこのCD屋さんでもわたしの音楽が買えるのが当たり前になればなあ、ということを思いはじめたのが数年前
2020年の11月25日、ひとつ目標に手が届きそうです
この日をまず大きな一歩目として、しっかりやっていこうと思います わくわくしちゃうやん
で、大事なのはここからやねんけど、全国流通盤とは言っても、例えば北海道とか、わたしらのいる大阪から離れた場所には、手にとってくれる人がいるってのがわからん限りCDがいっぱいは届けられんのです
ですので買おうかな、と思ってる人にはぜひ予約して、その存在を存分にアピールしてもらえたらとってもうれしいです
予約リンクなんか貼っちゃったりして〜
(わたしたちの第一歩目、よかったら一緒に作っていってほしいです マジでお願いします)
もちろんMVを見て(MVについてはこのあと書きます)、この曲を目に見える形で手元に置いておきたいと思ってもらえてからでも、同じだけうれしいのやけどね!
音楽をやるというのは、自分が好きな音を鳴らすことに本質があるとは思うのやけど、
聴いてくれる人がいてはじめて成り立つ部分というのは間違いなくあるし、わたしはそういう部分を大切に、それに自分自身もそこに助けられて音楽をやっているので
どうかどうか届いてほしいなあと、心から思います
それから、さっき話題に上がったMVについて
『ルミナスブルー・バリアブル』という曲を書きました
4月から自宅監獄生活を余儀なくされて、自分の愛する場所や人はもちろん、それに紐づいた思い出すらもふと見えなくなるような期間が続いて、本当にかなり苦しくて、でも苦しいが故に自分の心の真ん中といちばん真摯に向き合う時間ができた中で出た、ひとつの答えなのやと思う、この歌詞は
自分の胸の中にある、なにかを愛おしいと思う心、いつなくなるかもわからないと聞かされたライブハウスやお店、ふと失くしてしまいそうないつかの日にもらった気持ち、
本当に大切なものに限って、やわらかく、頼りなく、目には見えないことをこれほど悔しく思うことは後にも先にもない気がする
地球から遠く離れているために肉眼では見えない星がそれでも変わらず輝き続けているように、わたしたちにとって替わりのきかないすべての愛しいものは、目に見えなくても必ずそこにあるということ
見えんからこそ、その温度をひとつずつ確かめていたいなあと思うわけや つまらんつまらんと思うような日々の下敷きになってたのはこういうものたちやったなあ
そういうすべてをいちばん優しく抱きしめるような気持ちで書きました
この曲を聴いてくれただれかのことも、同じように抱きしめておくれ〜と願いを込めてます 公開したての1曲、ぜひ
FiSHBORN 『ルミナスブルー・バリアブル』 MUSIC VIDEO - YouTube
わたしはもうなにも考える頭がなく基本的には速い曲が好きで、ゆっくりな曲作ったろけ♪って作りはじめても最終的には当初の想定よりBPMが30速い、とか余裕であるんやけど
今回に限っては、冒頭1分半が弾き語りという奇跡のような仕様になりました なによりも言葉に意味を込めたいと思って3人で決めた
なにかとせっかちな現代人の皆様がいましたら、どうか速いところまで飛ばさんと聴いてもらえたらと思います
よろしくお願いしますね
残しておきたかったことをつるつる書いたけど、まあ最近の報告できることはこれくらいかなあ
読み直すの今度でいいや、文章おかしかったら許して
そういえばきのう、神戸のKINGSXに数ヶ月ぶりに遊びにいったのやけど、音楽とビールと照明と雰囲気と人と、なんかすべての要素がピタッとハマりまくって、ひさしぶりにライブハウスの最高潮ってこれや!みたいな夜を過ごしてん たのしかったなあ
少しずつやけど、取り戻せてるのやと思います 最近ライブでもちょいちょい言うてるけど、たぶんなにひとつ失くしてないよ〜わたしらは
ほんでたぶん、これからもね
しっかり見つめていようと思う
かなりたくさん書いたけど、ここまで読んでくれた人はありがとう 辿りつかなかった人は、まあまた気向いたときにでも読んでくれたらいいな
おもろいことばっかではないしそれなりに悩みもあるけど、でも総じて考えると、暗闇の夜の月の光みたいな、まっすぐに明るい気持ちです、今に対しても、これからに対しても
今晩はこのあいだ必死こいて手に入れたレコードかけてる、夜王子と月の姫/銀杏BOYZ ね
たぶんあしたも大事件は起こらんかもしれんけど、それがいいな〜て思えたら最高やな
まあ、そんな感じ
おやすみ〜
2020.11.08