高槻RASPBERRYのこと

 

大切な場所がなくなる、という経験はそうそうあるものでもない気はするのやけど

 

知ってる人もいると思うけど、わたしのバンドFiSHBORNがホームと呼んでいるライブハウス、高槻RASPBERRYが今年の3月末で閉店する

 

 

「大阪高槻、FiSHBORN始めます」の一言からライブを始めるようになってどれぐらい経つのかはわからんけど、中学3年生14歳のころにわたしがはじめてラズベリーに出会ってからもう5年

 

 

高校時代、いろんな選択肢はあったけどその中から夢中になったのがバンドで、

学校内で部活するだけでは満足できなくてラズベリーに出るようになったこと

ラズベリーの高校生の大会に出て本気で喜んだり泣いたりしたこと

ラズベリーで大人のバンドを見て、自分の曲を作ってみたいと思うようになったこと

高校卒業と同時にバンドをやめていく友達もいっぱいいたけど、それでもラズベリーで見たたくさんの大好きなライブが忘れられなくて、未だにやめられないでいること 

 

 

わたしのバンド人生の中で大切な瞬間には必ずあの場所があって、音楽に力があるっていうのは嘘じゃないと教えてくれた場所で 忘れられないことも忘れてしまったことも全部含めて数え切れへんほどの大切な想いが染み付いた場所

 

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これをなにかのきっかけで読んでくれている人へ、伝えたいことがあっていま文章を書いています

 

なにかと言うと、いままでもたくさん発信していることではあるけど

3月までにひとりでも多くの人にラズベリーに来てほしい ということ 

 

 

わたしのバンドを知ってくれてる人だけじゃなくて、ライブハウスに行ったことないとかバンドにあんまり興味ない人も 自分のことじゃない と思わずに 一回だけでもいいから来てみてほしい、です

 

こう言われる側からすると完全にわたしのエゴというか自己満足やと思われても仕様がないことかもしれん 

 

でも、それでもお願いしたい

ラズベリーに関わって、育ててもらって、ラズベリーを愛しているわたしにいま出来ることって

ひとりでも多くの人にあの場所があること、あったこと、を知ってもらうことと 残り数回しかないステージに立つ瞬間に心を込めて歌うこと やと思うから

 

大切な場所にひとりでも多くの人が来てくれたら最高やし、その人がなにかを感じて、もっと言えばあの場所を好きになってくれたらさらに最高やな、と思うから そのための第一歩としてまずは足を踏み入れてみてほしい

わたしがなにかしらの形でそのきっかけになれたらなあと思う このブログもそう

 

 

ライブハウスに普段行くことがない人は特にそうやと思うんやけど ライブハウスに行くって正直ちょっとだけハードル高いよなあ 

 

こればっかりは、一回そのハードルを乗り越えてみてほしいってお願いすることしかできないんやけど

そこを乗り越えてくれたからには、自分の意思でその日その場所を選んでくれたってこと やから絶対にその選択が間違いじゃなかったって思ってもらいたいし、そのための努力をわたしはするから 

 

 

ひとりやと行きづらいなあっていう人、だれかと一緒に来てみて 

誘う人おらんなあーっていう人、わたしがおる!

 

 

 

わたしのまだぜんぜん有名じゃないバンドも、たまに頭に浮かぶ不安も、いまわたしの中にある感情も、 音楽をやる喜びも 全部あのステージから生まれたものやということ、

 

わたしのバンドをきっかけにラズベリーを知ってくれた人たちがいて その人たちに「いい場所やね」と言ってもらえること、

 

涙が出そうになるくらい本当にうれしくて、誇らしいです

 

 

 

あと片手で収まるくらいしかラズベリーに出ることがないっていうことも そもそも本当になくなることも実はまだ信じられていなくて

 

余命を数えるみたいなことをしたくないから

一本一本のライブに愛を込めることしかできないような、

 

どうしようもないぐらいふつうの19歳でしかない、というのは何回も感じてきたことやけど

いまの自分なりの本気で信じているものがあるので 

 

まずは2月16日、挑戦の日やと思うけどしっかりやります 見届けに来てください、お願いします 

 

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こんな日 ドキドキやあ

 

 

 

 

最後に

ラズベリーでの大好きな瞬間を切り取った写真たちを載せとく

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見て見て、めっちゃいいやろ

 

 

こんな瞬間を一緒に作りたい

狭くて、ボロボロで、最高な場所で待ってます